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壁に棚をつけるなら押さえておきたい、建築屋が教える下地の見つけ方

DIY体験記

DIYするときにまず考えるのは棚等を壁に取り付けることですよね?
でも、むやみに壁に物を取り付けるとちょっと重たい物を取り付けただけで直ぐに落っこちちゃいます。

“物は下地に取り付ける”という業界では当たり前のことですが、知らない方も多いと思いますので、初心者の方にも出来るだけわかりやすくお話ししたいと思います。

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壁の構造

皆さんが生活しているお部屋の壁ってどういう風にできているかご存じではない方が多いと思います。そこで私が簡単に絵にしてみました。

どうですか?構造によって多少違います(マンションなどはスタッドと呼ばれる壁を作るための鉄でできた細い柱が立っています)が概ねこのようなつくりとなっています。
マンションではビスが見つからない壁があります。それはコンクリートに直接壁紙が貼られていたり、耐火壁等のケースです。その場合はその壁に工作をしないで下さい。建物の機能が低下してしまう可能性があります。
このボード、石膏ボードというのですが、耐火性は抜群なのですが、実はとても壊れやすい素材でできています。
紙を画鋲で止める程度なら問題ありませんが、重たい物を固定するときに、単純にビスで止めるだけだと抜け落ちてしまいます。
じゃあどうするのかといえば先ほど申し上げた通り、下地に取り付けるのです。

下地の探し方

上の絵で見た通り、壁というのは柱にボードが取り付けてあり、その上にクロスが張られています。要はこの柱がボードの下地というわけです。つまり取り付けたいものもここにめがけて固定すれば万事解決です。

では、その下地の探し方なのですがプロは専用の下地チェッカーなどを使用します。しかし、そんな高価なものは必要ありません。先ほど柱にボードが取り付けられているといいましたが何で取り付けていると思いますか?実はビスで取り付けてあります。(知ってるよって方はすいません)実はビスって磁石が付くのです。というわけで磁石を利用して探ると

ビスに磁石がくっ付いてます

こんな感じになります。この磁石は100均で購入したどこのご家庭にもあるネオジウム磁石です(え?ありません?いろいろ便利なのでぜひご購入ください)。なぜこの磁石を使ったかというと強力であればあるほどビスを見つけやすいからです。探し方は下の絵のように磁石を上下に動かしながら引っ付く場所を探します。見事反応すればそこに下地はあります。

あとはお好きなものを固定しちゃってください。ちなみに私は神棚を作りました。

好きな場所に作りたい方

下地の見つけ方はわかったでも好きな場所につけたいんだ!

という方もいらっしゃると思います。大丈夫です。そんなあなたにとっておきがありますそれはこのボードアンカーです。


先ほど石膏ボードは脆いといいましたが、それはあくまでもビスを直接つけた時のお話です。
このボードアンカーはボードの中で先が広がることでつっかえることで物を支えることが出来る代物です。また、比較的軽いものでしたらこちらも使用することが出来ます。

ただ注意してほしいのはボードアンカーを設置する際の力加減と言いますか調整がちょっと難しいです。取り付けるコツは力任せに締めこまず、そ~と締めてかかり具合を見ることです。
また、耐荷重が決まっているので、付けるものと置くものの重さを確認して耐えられるかどうか検討する必要もあります。
ですので、やはり私は柱に固定することをお勧めします。

私はこのボードアンカーを使用して玄関に姿見を取り付けました。

まとめ

いかがでしたか?是非皆さんもやってみてくださいね。

point

1・物を壁に付けるときは下地に固定する。
2・下地を確認するには磁石が便利。
3・下地の場所以外で固定したい場合はボードアンカーを使う。

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