この記事では「建設業界で働くことに興味はあるけれど、将来性はあるの?」と疑問を持たれる方に向けて1業界人としての意見をお伝えしたいとおもいます。
なお、ここで言う「将来性」とは働き口が無くならないことと労働環境について指す事とします。
リーマンショック、コロナ過等世間を取り巻く情勢は刻一刻と変化しています。
平穏な職業などないといわれる昨今ですが、建設業界についてはどうでしょうか。
景気の状況等外部要因に左右される側面もある

最近では震災復興、東京オリンピック、大阪万博と特需で好景気に沸いていた建設業界ですが、コロナ過の煽りが着々と進行してきています。
やはり設備投資や住宅購入などの動向により事業規模は揺れ動く部分はあります。
また、政策で公共事業の縮小が推し進められた際には多大な影響があり、立ち行かなくなった建設会社が倒産するなどしました。その影響は今もなお色濃く残り、現在の人材不足、日本の建設能力の低下につながっています。
潜在的な需要はどこかに存在する

事業規模は景気により揺れ動くといいましたが、それでも私たちの生活には欠かせない業界でありますので、まったく仕事が0になることはありません。
例えば老朽化した建物の保守保全業務はこれから減ることはないでしょう。
インフラ関係の仕事も人々の生活がある限り無くなることはありません。
建築業界の仕事は多岐にわたりますので、仕事のある職種ない職種が混在しているのも特徴だといえます。
建設業界の将来性

働き口について
建設業界は現在進行形で人材不足が叫ばれています。特に20代の年齢層が業界全体の約10%と少なく、55歳以上の従事者が全体のやく30%を占めています。
その為、現在の人材不足はしばらく続くと思われます。
ということは働き口に困るようになる事はしばらくの間ないと言えます。
労働環境について
なかなか旧態依然の業界なので改革が業界全体に進むにはさらに10年はかかるかと思いますが、会社によって労働環境の改善に積極的に取り組むところが大手を中心に増えています。
ある程度の技量を身に付ければ上記の人材不足も相まって転職が比較的容易な業界ですので、よりよい環境を目指して渡り歩く事もありだと思いますよ。
まとめ
- 設備投資や住宅購入などの動向により事業規模は揺れ動く
- 公共事業の縮小が推し進められた際には多大な影響があり
- まったく仕事が0になることはない
- 慢性的な人材不足のため働き口に困るようになる事はしばらくの間ない
- 労働環境の改善に積極的に取り組むところが大手を中心に増えている
いかがでしたでしょうか。
労働環境的にはまだ発展途上の建築業界ですが、キャリア形成を積んでいけば将来に不安になることはありません。
もし、興味がありましたら是非一緒に業界で働いてみませんか?
それではまた別の機会でお会いしましょう。
川崎の眼鏡おやじでした。
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